小中高一貫総合文科クラブ
「国語力」にまつわる諸事項を独自研究しているサイトです。それらの事項から「小中高の12年間」で一貫したカリキュラムにつながるようなものを見出すべく、あれこれ書いています。
高校は「志望大学を見つける時期」だと位置づけています。つまり、高校生のうちに志望大学の教員の著作を読めるようになることで「12年間」の総決算になることを、目指しています。大学入試はゴールではありません。
最近の更新
細かい変更や、リンク集の加筆修正はいちいち断っていません。
目次
- 高校生向けに推薦してしまう書籍(その3)
- 高校生向けに推薦してしまった書籍(その2)
- 高校生向け図書館に推薦してしまった書籍
- 東大に憧れてしまった中高生のための書籍紹介
- 使用語彙メモ帳:高畠『平和研究講義』」
- 語彙力のための設問集(保留コンテンツ)
- 中村隆文『世界がわかる比較思想史入門』から作る補助教材の試み
- 秋嶋亮『無思考国家』から用語集をつくろうとしてみる
- 秋嶋亮『日本が世界地図から消える前に』からつくる補助教材の試み
- 学校でめったに教わらないしクイズにもめったに出ない重要単語
はじめに
次の疑念を抱いたことのあるかたは、このサイトの文章にどれかに「共感」できるかもしれません。
- 「うちの子供は小学校の授業を聴き取るための日本語力が全然無くて困ってます。どうしましょう?習っていない漢字を使った単語を、授業やお話のなかで先生が平気で使います」
- 「学校の授業って無駄な気がする。教科書をもっと詳しくして、それを家で勉強したほうがよほど効率が良いと思う。なぜかと言うと、文字で書かれたもののほうが音声よりわかりやすいし、わからなくなったときに前にさかのぼって読み返すことができるし、と思うからである。」
- 「授業は音声で行なわれるのに、レポートや試験はなぜ文字で答えないといけないの?レポートや試験だって、音声を録音してそれを提出するのだっていいじゃない?」
- 「学校の授業と宿題と部活が忙しくて、読書が全然できないんですけど~!」
- 「学校帰りにジュンク堂書店に立ち寄ると校則違反になるの?これっておかしくない?ちなみに学校にはスマホも持ち込み禁止なの」
- 「国語の授業で読まされた文章がまるで理科の教科書みたいな文章だった。なぜこういう理科みたいな内容まで国語の授業で読ませてテストに出すのかが、わからない。だったら、理科や社会の教科書だって日本語で書かれているんだから、それも全部国語の授業で読ませればいいのに、そうなってもいない。わけわかんない」
- 「高校になってから英語の授業が急に難しくなった。日本語訳を読んでも聞いてもまったくわからない。英語の文章を日本語に訳したものを読んでもわからないのだったら、中学までの国語って意味ないんじゃないかと思う」
- 「作文の単元でわかりやすく書きなさい、って言われて、こう書きなさいってルールも教えられたけど、高校受験の国語で読まされた文章はわかりやすい文章のルールを全然守っていなかった。何様?」
- 「なんでうちらの時代に、大学受験で『公民』や『政治経済』が受験科目になかったの?新聞やテレビのニュースを理解するための勉強になるんじゃないの?選挙で投票させたいんじゃないの?」
- 「進路指導の先生が“学びたい内容によって進学する大学を決めなさい”って言うけど、そのくせ高校の図書館には大学の先生が書いた本が全然置いていない。作家の書いた本ばっかりたくさん置いてある。エッセイとか。これじゃ図書館が役に立たないよ。なぜ?」
- 「君たちは、この学校に入るために単なる知識の暗記と受験テクニックで受験勉強をしてきたと思うが、これから必要になるのは単なる知識の暗記と受験テクニックではなくて、ほんものの思考力と理解力だ、って中学のときも高校のときも大学でも社会人になっても、ずっと大人たちが同じことを言ってるよ~!」
ほとんどの項目が「(昔の)女子生徒のしゃべり方」のように微妙に思えるのは気のせいです。
なお、著作者luffieは非営利個人です。