「小中高一貫総合文科クラブ」全体の参考文献らしきもの

筆者のように素人でかつ時間もあまり取れない者だと、参考文献といっても積極的に知見を取り入れているというよりは、「それに抵触している箇所はないか、を多少は気にかけている」書ということになる。また、無自覚的に受けている影響のほうが自覚的な影響よりも大きいかも知れない。

良い本・良い考察や議論は他にもたくさんあることは承知しているが、向き合う時間がとにかくまったく不足である。残念だ。

また、次に挙げる書籍も、ある程度批判的にだが参考にしようとしており、また、これらの書が世間に読まれていることを考慮に入れている書籍である。

また、次に挙げる書籍も、まったく別の側面でだが、参考にしている度合いが強い(あるいは参考にしたいと願っている)。

上記の書籍群を参考にすることと関連が深いのは、ウェブページ「賛同者リストはこちら - 安全保障関連法に反対する学者の会」を一瞥することである。つまりこのページは、現在はこのような時代であるということ、「2019年現在の日本の政治の傾向」と「学者」との「折り合いの悪さ」のようなものを見てとるのに参考になるのである。今に始まったことではないとは言え、昨今はとりわけ「政治」は「学者」「学問」に対して冷淡であること、したがって、日本で文科系の学問に従事することには、「リスク」が伴うこと、を理解するために参考になる。焚書坑儒の時代は近いし、よりリアルな想定としては、「政権寄りの人間のほうが博士号を得やすくなり、大学教員になりやすくなる」時代の到来も近い、と言える。

いずれにせよ、現時点では「大学受験に合格することができて、大学での単位も要領よく取得することができたが、しかし何一つ大学での学問を学ばなかった人間」がもっとも文科系の「勝ち組」「超一流企業への就職ができる人間」になるように制度設計されているのである。「文学部卒」など日本の大企業には「論外」の存在でしかない。上記の賛同者リストを見れば、日本社会の「支配層」がどれだけ「文科系の学問を生産する人間」を排除したいか、そしてそれと引き換えに「学問を生産・消費する能力が全く無くかつ英語が達者で情報処理能力が高い人間」だけをどれほど後継者に欲しがっているか、が想像つくだろう。